開発時と稼働時の接続情報は異なる#

1. 開発時に使うDB接続は「Database Connections」で設定する。
2. 稼働時の接続方法は2通りある。以下のうち1を推奨。
   1. アプリケーションサーバー上(WildFlyのこと、以下APサーバー)で設定する。(WildFly上のデータソースとpersistence.xmlでの設定)
   2. アプリケーション個別で設定する(warファイルに含める)。(persistence.xmlとwebアプリケーション-ds.xmlでの設定)

共通する設定#

MySQLのJDBCドライバをダウンロードする#

APサーバー上に定義したデータソース経由でRDBに接続する場合 (推奨)#

1. 5.1系の最新をダウンロードする。2016年4月時点では5.1.38。
   https://dev.mysql.com/downloads/connector/j/
2. ダウンロードしたファイルを展開する。
3. mysql-connector-java-5.1.38.jarファイルをeclipseフォルダの横並びに配置する。(配下ではなく)
   例えば、mysqljdbc\mysql-connector-java-5.1.38.jar
4. APサーバー(WildFly)にjarファイルをデプロイする。(手順は後述)

アプリケーション(warファイル内)で定義した設定でRDBに接続する場合#

1. プロジェクトのpom.xmlをエディタで開き、DependenciesタブでAddボタンを押す
2. 次のように入力する。 Artifact Idは mysql-connector-java。Versionにはその時点での最新を記述する。
3. pom.xmlファイルを保存する
4. 以下のフォルダ配下にjarファイルが出来ていればOK。
   *あなたのユーザーフォルダ\.m2\repository\mysql\mysql-connector-java

1. Project Explorerでプロジェクトを選択して右ボタンクリック。
2. Maven → Update Project を実行する。

開発時のDB接続設定#

Database ConnectionsにMySQLサーバーへの接続情報を設定する#

1. Window→Perspective → Open Perspective → Other を開く
2. JPAを選択する

1. 開いた中のData Source Explorerをクリック
2. Database Connectionsを右ボタンクリック
3. Newをクリック

1. Connection Profile TypeからMySQLを選択する
2. Nextボタンを押す。

1. Drivers選択リストの右にある「+」アイコンを押す。
2. Name/Typeタブにて5.1(またはさらに新しいもの)をクリックする。
3. 表示された画面のDriver nameに「MySQL JDBC Driver5.1.38」と記入する。バージョン番号は適宜換える。
4. JAR Listタブを押す。
5. Driver Filesに表示されている「mysql-connector-java-5.1.0-bin.jar」を削除する。
6. Add JAR/ZIP ボタンを押す。
7. 表示されたファイルオープンダイアログにてダウンロードしておいたmysql-connector-java-5.1.38.jarを選択する。

1. OKボタンを押す。

1. 上記画面のそれぞれで接続情報を入力する。
2. Test Connectionボタンを押して「Ping Succeeded!」と表示されれば成功。エラーが表示された場合はDBが起動されているか、接続情報を誤っていないか確認する。
3. Finishボタンを押す。
4. 下記画面が表示されれば完了。

Javax.transaction APIをMavenに記述する#

1. CDI管理下のテーブル更新では@Transactionalアノテーションが必要。
2. @Transactionalアノテーションをビルドするためには、Jboss Toolsに入っていないJavax.transaction APIの取得が必要。

1. pom.xml の<dependencies>配下に以下を追加する。

    <dependency>
        <groupId>javax.transaction</groupId>
        <artifactId>javax.transaction-api</artifactId>
        <version>1.2</version>
    </dependency>

jboss-web.xmlにエンコーディングを記述する#

1. WEB-INF 直下に以下の内容の jboss-web.xml ファイルを配置する。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<jboss-web>
	<default-encoding>UTF-8</default-encoding>
</jboss-web>

稼働時のDB接続設定#

アプリケーションサーバーの設定によってDBに接続する (推奨)#

JDBCドライバのデプロイ#

1. EclipseのServers窓にてWildFlyを起動する。
2. ブラウザにて http://localhost:9990/console/ にアクセスする。
3. JBoss Toolsのインストールと設定にて設定したユーザー/パスワードでログインする。
4. 以下の画面が表示される。

1. 上記画面左上のDeploymentsをクリックする。

1. Addボタンを押し、表示された画面で "Upload a new deployment" を選択し、"Next"ボタンを押す。

1. "ファイルを選択" ボタンを押す。
2. ダウンロードしておいたjarファイルを選択する(この例ではmysql-connector-java-5.1.38.jar)。
3. Nextボタンを押す。

1. Finishボタンを押す。
2. 次の画面が表示されれば完了。

データソースを定義する#

1. Configurationタブ → Subsystems → Datasources → Non-XA → Addボタンを押す。

1. MySQL Datasourceを選択して"Next"ボタンを押す。

1. "Name"に自分が付けたい名前を入力する。
2. "JNDI Name"にデータソース名を入力する。「java:jboss/datasources/自分が付けたい名前」
   ★このデータソース名をpersistence.xmlに後で記述する。
3. Nextボタンを押す。

1. Detected Driverをクリックする。
2. 先ほどデプロイしたバージョンのJDBCドライバーのうち、mysql-connector-java-5.1.38.jar_com.mysql.jdbc.Driver_5_1 の方を選ぶ(Fabricでない方)。
3. Nextボタンを押す。

1. "Connection URL"に jdbc:mysql://localhost:3306/DB名 を入力する。
2. 該当DBに接続可能なMySQLのユーザー名とパスワードを"Username"と"Password"に入力する。
3. Test Connectionボタンを押す。
4. "Successfully created JDBC connection."と表示されたら成功。
5. OKボタンを押す。

persistence.xmlにMySQLサーバーへの接続情報を設定する#

<properties>
  <property name="hibernate.hbm2ddl.auto" value="none" />
  <property name="hibernate.show_sql" value="true" />
  <property name="javax.persistence.jdbc.driver" value="com.mysql.jdbc.Driver"/>
  <property name="javax.persistence.jdbc.url" value="jdbc:mysql://localhost:3306/test"/>
  <property name="javax.persistence.jdbc.user" value="testuser"/>
  <property name="javax.persistence.jdbc.password" value="userpass"/>
  <property name="hibernate.format_sql" value="false"/>
  <property name="hibernate.dialect" value="org.hibernate.dialect.MySQLDialect"/>
</properties>