HDDを追加した後にディスクユーティリティを見た際に"WARNING: The partition is misaligned by 512 bytes."と出ていたら#

「データ用ディスクだし」などと思っていましたが、やはり気になるので調べてみると「HDDの寿命にも良くない」という記述も見つかり対処しました。
ubuntu AFT仕様のHDDをパーティション切り直し

以下が手順。
まずはpartedで現状を確認する#
$parted -l モデル: ATA WDC WD10EZEX-22B (scsi) ディスク /dev/sdb: 1000GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: msdos 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 32.3kB 1000GB 1000GB primary
- 4096B
- HDD繋ぐ→fdisk→ボリュームグループ作成
パーティションを削除する#
新規ディスクの場合、この処理はもちろん不要です。(その場合はmisalignedエラーも出ていませんが)以下は、論理ボリュームを作成している事を前提にしています。
- 該当パーティションにアクセスしているプロセスを全部終了させます。
- 論理ボリューム管理にて該当HDD上の論理ボリュームを「論理ボリュームの削除」します。
- 論理ボリューム管理にて該当HDD上のボリュームグループを「ボリュームグループからボリュームの削除」します。
- 論理ボリューム管理にて該当HDDパーティションを「LVMからボリュームの削除」します。
- partedにて以下を実行します。
# parted /dev/sdb GNU Parted 2.1 /dev/sdb を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) print モデル: ATA WDC WD10EZEX-22B (scsi) ディスク /dev/sdb: 1000GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: msdos 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 32.3kB 1000GB 1000GB primary
(parted) rm 1 (parted) print モデル: ATA WDC WD10EZEX-22B (scsi) ディスク /dev/sdb: 1000GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: msdos 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
パーティションを作る#
unitコマンドで容量単位をセクタに換え、mkpartにてパーティションを切ります。2048を開始点にして、終了点を-1で指定して容量を全部使います。
(parted) unit s (parted) mkpart primary 2048s -1s
内容を確認してqで終わります。
(parted) unit gb (parted) print モデル: ATA WDC WD10EZEX-22B (scsi) ディスク /dev/sdb: 1000GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B パーティションテーブル: msdos 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 0.00GB 1000GB 1000GB primary (parted) q 通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。
最後にディスクユーティリティを見て警告が消えていたら切り直しの完了です。
もしもダメな場合は開始セクタを8の倍数で動かしてみてください。
論理ボリュームを作る#
- 論理ボリューム管理の初期化されていないエンティティーにて該当HDDを「エンティティーを初期化」します。
- 論理ボリューム管理にて該当HDD上のボリュームグループを作成します。
- 論理ボリューム管理にて該当ボリュームグループ上の論理ボリュームを作成します。
終了!
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添付ファイル一覧
Kind | Attachment Name | Size | Version | Date Modified | Author | Change note |
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png |
warning.png | 23.9 kB | 1 | 28-8-2016 14:22 | ytp |
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This particular version was published on 28-8-2016 14:22 by ytp.