Tomcatの起動に失敗する原因
 

Tomcat の起動に失敗するとコンソールが一瞬のうちに消えてしまい、 何が起きたかわからないまま途方に暮れてしまうことがあります。
起動に失敗する場合、その原因の多くはポート“8080”がすでに他のアプリケーションで使用されているケースです。 Tomcat をスタンドアロン起動(他のWebサーバと連携せず単独で使用する方法で、 標準ではこれが設定されています)する場合、Webリクエストを受け取るポートが8080 に設定されています。 このポートは、他のサーブレットコンテナやプロキシサーバなどがよく使用するポートなので、 それらのソフトウェアと「相乗り」でTomcat をインストールした場合には注意が必要です。

8080 ポートがすでに使用されているかどうかは、

netstat -a

をコマンドプロンプトから入力すると確認できます。
Tomcat のHTTP ポートは、C:\Tomcat\confの中のserver.xmlの記述を書き換えることで変更可能です。

筆者の会社の同僚が初めてTomcat をインストールしたとき、 別のサーブレットコンテナが起動されていることを忘れていてTomcatの起動に失敗し、 3時間悩んだ揚げ句筆者を呼び、結局10 分で解決したという笑えない話(筆者は大笑いしましたが)があったので、 皆さんもお気を付けください。

server.xmlのポート指定部分
    <Connector className="org.apache.coyote.tomcat4.CoyoteConnector"
port="8080"               minProcessors="5" maxProcessors="75"
               enableLookups="true" redirectPort="8443"
               acceptCount="100" debug="0" connectionTimeout="20000"
               useURIValidationHack="false" disableUploadTimeout="true" />

<<前 | 次>>



Copyright © 2002-2016, Your Technology Partner. All rights reserved.