Tomcat の起動に失敗するとコンソールが一瞬のうちに消えてしまい、
何が起きたかわからないまま途方に暮れてしまうことがあります。
起動に失敗する場合、その原因の多くはポート“8080”がすでに他のアプリケーションで使用されているケースです。
Tomcat をスタンドアロン起動(他のWebサーバと連携せず単独で使用する方法で、
標準ではこれが設定されています)する場合、Webリクエストを受け取るポートが8080 に設定されています。
このポートは、他のサーブレットコンテナやプロキシサーバなどがよく使用するポートなので、
それらのソフトウェアと「相乗り」でTomcat をインストールした場合には注意が必要です。
8080 ポートがすでに使用されているかどうかは、
netstat -a
をコマンドプロンプトから入力すると確認できます。
Tomcat のHTTP ポートは、C:\Tomcat\confの中のserver.xmlの記述を書き換えることで変更可能です。
筆者の会社の同僚が初めてTomcat をインストールしたとき、
別のサーブレットコンテナが起動されていることを忘れていてTomcatの起動に失敗し、
3時間悩んだ揚げ句筆者を呼び、結局10 分で解決したという笑えない話(筆者は大笑いしましたが)があったので、
皆さんもお気を付けください。
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