実は、JK2コネクタのソースに添付されているworkers2.propertiesファイルはそのままでは動きません。
とにかく動かしたいあなたのために、これ以上ない一番簡単な設定例をお教えしましょう!
まずhttpd.confに右の1行を追加します。
次はworkers2.propertiesですが、
右のファイルをAPACHE2_HOME/confに置いてApacheを再起動すれば、
Tomcatのexamplesコンテキストがブラウズできるようになります。
この例では、JK2の通信チャンネルには一番一般的なTCPソケットを使っていて、
[channel.socket:localhost:8009]がそれを定義している部分です。
この中で##で始まるコメント行は、それぞれのデフォルト値を参考のため書いてあります。
group=lbという行がありますがこれは、
このチャンネルを使うワーカグループを定義します。
右の例ではコメントにしているので、デフォルトのlbをそのまま使うことになります。[注]
デフォルト値の中で、hostとportには注意が必要です。
この例のように[channel.socket:localhost:8009]と書いた場合は、channel.socketの後ろの
コロンで区切られた部分が「ホスト:ポート」というように解釈されます。
もしその部分がなかったら、つまり[channel.socket:]という指定だった場合は、
右記のようにデフォルトが使われることになります。
[uri:xxxx]は、Tomcat側のコンテキストの割り当てを定義します。
ここでは、/examplesコンテキストをlbワーカグループを使って割り当てる、
という定義になります。ここでもgroupのデフォルト値はlbなので、
明示的に書かない場合はこれが使用されます。
この定義により/examplesコンテキストは、
- チャンネルはTCPソケット
- アドレスがlocalhost
- portが8009
という設定でTomcatと通信することになります。
[status:]は、JK2の状態を監視するためのステータスワーカの定義です。
http://ホスト名/jkstatus とブラウザから入力するとJK2が持つ情報が表示されます。
ただし設定情報が丸見えとなってしまうため、
jkstatusというURLは何か違うものに変更しておくことをお薦めします。
この情報を非表示にすることは現状では出来ないようです。
[shm:]は共有メモリの定義ですが、この例では使う必要がないのでdisabled=1としてあります。
共有メモリを使わない場合であっても、このセクション自体は必要です。
Tomcat側のjk2.propertiesですが、これは変更する必要はありません。
添付のものを見た方は「あれっ?」と思われたことでしょう。だって、全部コメントだもん。
でもこのままでOKです。
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